福津市の乳幼児健診の中には、メディアという項目があります。
検診時にメディアの啓発をしている自治体は多くはありません。
福津市は先進的な試みをしています。
この活動は、テレビやビデオの長時間接触の弊害と対策を伝えるために、2004年に旧津屋崎町では健診時ひとりひとりに・旧福間町では健診の待ち時間に廊下でチラシを配りながら、ボランティアで啓発したのが始まりです。
今では、4か月児健診時・1歳6か月健診時・3歳児健診時に、個別にメディアとの接し方を啓発しています。
背景には2004年2月に発表された日本小児科医会の提言があります。
提言の冒頭に「メディアとの長時間に及ぶ接触はいまだかつて人類が経験したことのないものとなり、心身の発達過程にある子どもへの影響が懸念される」とあります。
乳幼児期の長時間のメディア接触は、親子が顔をあわせ一緒に遊ぶ時間を奪い、言葉や心の発達を妨げるからです。
検診では、日本小児科医会の提言を伝えると共に、メディアとの長時間接触の弊害・メディアとの上手な付き合い方などをお話しています。
私も、検診時の啓発ボランティアとして活動してきました。選挙や議会活動で最近は活動できていませんでしたが、去年8月から月1回程度のボランティア活動をしています。
この活動は、子どもが健やかに育つことを守ることだと考えています。
1.1. 2 歳までのテレビ・ビデオ視聴は控えましょう。
2. 授乳中、食事中のテレビ・ビデオの視聴は止めましょう。
3. すべてのメディアへ接触する総時間を制限することが重要です。1 日2 時間までを目安と考えます。テレビゲームは1日30 分までを目安と考えます。
4. 子ども部屋にはテレビ、ビデオ、パーソナルコンピューターを置かないようにしまょう。
5. 保護者と子どもでメディアを上手に利用するルールをつくりましょう。
夏休みですねー。見事な入道雲です!! |